東北大学大学院
医学系研究科精神神経学分野
助教授 平 澤 大 先生
とき:平成18年8月24日 午後1時30分
ところ:仙台市急患センター・仙台市医師会館2階ホール
人生80-90年になった現代では、 退職後20年あまりの人生をいかに楽しく暮らすかという意味で、高齢者のメンタルヘルスケアは重要視されてきている。
高齢者のメンタルヘルスの特性としては、 脳の老化や記銘力・認知機能などの精神機能の老化、および慢性身体疾患の合併や心理社会的な環境の変化 (死別・離婚、 退職などのさまざまな喪失体験) が見られるため、認知症やうつ病のリスクが高くなり、 必然的にこれらの精神障害に対するケアが一番大切となる。