月別アーカイブ: 2007年11月

第416回市民医学講座:ここまでみえる!内視鏡 ここまで治せる!内視鏡

poto_416.jpg

 

 

 

仙台医療センター仙台オープン病院消化器内科
副院長 藤田 直孝 先生

とき:平成19年11月22日午後1時30分
ところ:仙台市医師会館2階ホール

 

 

人体の内部を見てみたいという欲求は、人類の歴史上だいぶ以前からあったようで、紀元前 Hippocratesの時代にすでに試みられていたことが記録されている。近年の消化器領域における診療に用いられている内視鏡、すなわち口や鼻、肛門など体外から管を用いてアクセスし、光を誘導して体内を観察する装置は、19世紀初頭に初めて開発された。以後、改良が重ねられ、現在の隆盛をみるに至ったわけであるが、特に近年の進歩には目覚ましいものがある。

本稿では現在の消化器内視鏡の状況について解説してみたい。

続きを読む