東北大学病院眼科
准教授 布施 昇男 先生
と き:平成22年3月18日(木)午後1時30分
ところ:仙台市医師会・仙台市急患センター
2階ホール
身近な病気、緑内障について
【緑内障とは】
緑内障は、紀元前4~5世紀ごろには最初の記載がヒポクラテスによってなされた、一般的によく名前の知られる疾患です。「瞳孔が海の色になると視力が強く障害され、多くの場合、他眼の失明が続いて起こる」と記載されています。中国では青光眼と呼ばれ、日本では緑内障と呼ばれますが、これはオランダ西洋医学の流れから来ていると思われます。見る、聴く、嗅ぐ、触る、味わう、私たちは五感によって世界を知りますが、なかでも目からの情報は、全体の約80%を占めるといわれています。