東日本大震災 会長からのメッセージ 2

永井会長写真(H23_3_23).JPG東日本大震災

会長からのメッセージ 2

大震災から1ヵ月

 3月11日に東日本を襲った未曾有の大地震と巨大津波により、多くの人命が失われ、厖大な数の人々が家も財産も全て無くしました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

 仙台の沿岸部も悉く破壊されました。先日、岡田から荒浜にかけての荒寥たる風景を見て思わず言葉を失い、立ち尽くしました。何て酷い自然の仕打ちなのだろうか。そんな思いが忘れられぬ1ヵ月でした。

 今私たちにできることは、避難所での生活を余儀なくされている、あるいは実家や親戚などに身を寄せている方々の健康を守ることではないでしょうか。身も心も寸寸になっている被災者のために何とかしなければ、そんな思いが強まります。多くの会員の先生が自発的に、あるいは医師会の呼びかけに応じ避難所を巡回して下さっていることに感謝申し上げます。

 この1ヵ月間、宮城野区と若林区の避難所での医療は主に十四大都市医師会、オープン病院、(独)国立病院機構、(独)労働者健康福祉機構などの支援をいただいておりましたが、これからは、かかりつけ医機能と病診連携を軸に地元でやることになります。幸い、ブロックや医会の先生方のご理解と積極的な対応で組織的な支援体制ができて参りました。これからは長期戦になります。会員の先生方のご協力よろしくお願い致します。

                                        仙台市医師会

                                        会長 永 井 幸 夫