月別アーカイブ: 2013年8月

介護施設利用申込に際して提出する共通健康診断書について

表記の件につきまして、介護施設サービスを利用する際、長期で集団生活をすることになる施設では健康診断書の提出を求められることが多く、その際に、診断書の記載項目が施設により異なるため利用者が異なる健康診断書を複数枚必要とされる場合もあり、利用者の経済的負担が大きいという問題がありました。

また健康診断書の記載を求められる医師にとっても煩わしいこととなっております。

そこで仙台市医師会では上記健康診断書項目の共通化及びその運営方法などについて検討し、介護施設共通健康診断書を作成いたしました。

共通健康診断書の項目は必要最低限のものにし、それ以外の項目について介護施設等が知りたい場合、かかりつけ医がそれを把握している時には診療情報提供書でやりとりし、把握していない時には新たには検査を求めないことと致します。

また共通健康診断書の使用にあたっては利用者の負担軽減のために一定の条件をつけてコピーも可能と致します。

デイサービスやデイケアなどの居宅通所系の施設サービスにあっては通常長時間にわたる集団的なサービスでないので厚生労働省でも必ずしも健康診断書の提出による健康状態の把握が必要であるとは言っておらず主治医からの意見書で充当し介護保険制度を活用すべきものと考えます。

つきましては、運用上の留意事項を下記に記載いたしますので、「介護施設共通健康診断書」のご活用をお願い申し上げます。

なお、「介護施設共通健康診断書」の様式は下記よりダウンロード可能です。

[運営上の主な留意事項]

共通健康診断書を利用する場合

施設等が健康診断書を求めていない場合でも本診断書を義務づけるものではなく、健康診断書が必要な場合にのみ利用する。
また、主治医意見書や診療情報提供書等により十分な情報が得られる場合も、本診断書は必ずしも必要としない。

本来サービス担当者会議等による情報交換で十分事足りるものである。

1.費用と保険診療の関係

①共通健康診断書の文書料並びに検査にかかる費用は自由診療であり、金額の統一は独占禁止法に抵するので、各医療機関で患者の負担にならない程度で設定して頂きたい。

②健康診断書に代えて、あるいは健康診断書以外の情報について別途、日常診療で知り得ている情報を診療情報提供書で提供する場合は診療情報提供料を算定することができる。

その場合、老健や介護療養型医療施設に対しては直接発行でき、特養の場合でも、その配置医師の所属する医療機関に対して発行することができる。

しかし、デイサービス(通所介護)に対して発行は不可であり、その場合は居宅介護支援事業所に対して発行することにより対応できる。                                                                       ただし、この場合(診療情報提供料(Ⅰ)の注2、注3)は、同一月に居宅療養管理指導料と併せて算定は不可である。           

pdfダウンロード 護施設健康診断書作成にあたって

pdfダウンロード 護施設健康診断書

仙台市風しん予防接種緊急助成事業の助成券の配布について

9月1日より新たに仙台市風しん予防接種緊急助成事業が開始されます。

協力医療機関には本会窓口にて随時助成券を配布いたしますが、こちらからもダウンロード可能ですので、ご活用下さい。 (コピーしても使用可能です。)

風しん(成人)助成券.pdf

平成25年度第1回宮城県医師会産業医学研修会

標記について、下記のとおり開催する旨宮城県医師会より通知がありましたのでお知らせ申し上げます。

研修会に参加を希望される先生は、申込みが必要になりますので、宮城県医師会(TEL:227-1591)までご連絡ください。

※宮城県医師会報8月号に申込書が同封されております。

 記

日時:平成25年9月18日(水)午後2時~午後4時

場所:仙台コカ・コーラプロダクツ(株)蔵王工場
     (宮城県刈田郡蔵王町宮字南川添1-1 TEL 0224-32-3500)

テーマ:職場見学「職場巡視と討論」

講 師:仙台コカ・コーラプロダクツ(株)蔵王工場 産業医
     大泉記念病院副院長 佐 藤 和 彦 先生

受講資格:宮城県医師会員(非会員不可)

単位数:基礎研修・生涯研修 実地2単位(職場巡視と討論2単位)

受講料:無料

定員:30名

申込受付:平成25年8月5日~30日(先着順で定員になり次第締め切り)